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開成教育グループ


2010 年 10 月 のアーカイブ

2学期の意義

2010 年 10 月 25 日 月曜日

 みなさんこんにちは。草津駅前教室、大津京駅前教室では先週末に各高校の定期試験が終了し、ぼちぼち結果が返却されているところです。良い結果が返ってきた人も、思ったほどの点数が取れなかった人も、入念に復習をして苦手単元を作らないようにしましょう。
 特に1年生の生徒諸君には肝に銘じておいてほしいのですが、この時期の定期試験の成績というのは、単に一過性の結果ではなく、今後ずっと定着し、それが大学入試にまで影響してしまうケースが多い非常にリスキーな時期であるということです。この時期に成績下位層に属してしまうとこれを巻き返すのは非常に大きな労力とお金がかかります。
 逆にこの時期はライバルに差をつける時期として最適であるということも忘れてはなりません。高2生であれば本格的に受験を意識した学習を今始めるのと年明けに始めるのでは受験勉強のスケジュール面で大きな差がつきます。草津教室と大津京教室では国語や化学などの授業を代ゼミサテラインで受講し、大学受験の準備を着々と進めている生徒も見受けられます。
 私たち開成ハイスクールのスタッフは自分たちを信じて頑張ってくれている生徒のみんなを裏切ることは絶対にしたくないですし、個々の生徒の持つ可能性の芽を潰したくありません。それが私たちの使命であると同時にみんなの成績伸長が「私たちのやってきたことは正しかったのだ」と確認する唯一無二の方法だからです。
 確かに高校生活にも慣れ、部活も予習も忙しくなってくるこの時期ですが、今一度自分の学習スタイルを見直し、効率的な学習習慣、生活のリズムを検討してみましょう。
 もし自分で考えるのが難しければ、ためらうことなくハイスクール各教室のスタッフに相談してみてください。みんなのことを本気で考えている講師やチューターがみんなを全力で支えます!!

(英語科)

修学旅行

2010 年 10 月 18 日 月曜日

 こんにちは、開成ハイスクール英語科の濱田健太郎です。中学生の一部にも絡みがあるため、中学生もこのブログを読んでくれているようですね。
 さてさて季節は修学旅行シーズンとなってきました。それこそ中学生のみなさんからしてみれば2年生で修学旅行に行くということさえ新鮮なことかもしれません。高校生のみなさんにとっては当たり前のことで、前後にもれなく定期テストがくっついてくるので心の底から楽しめないではないか、という意見もよく耳にします。私が主に担当している市岡高校ではまさに第3考査中、そしてすぐに北海道が待っています。私が原稿を書いている横で試験勉強に取り組んで姿を見ると、ぜひいい結果が出るように応援したいと改めて思います。
 私が通っていた神戸市内のとある県立高校(昨年は新型インフルエンザで度々テレビに映っていました)では、同じ兵庫県内の神鍋高原でのスキー訓練でした…。周りの学校では、海外や北海道とかの話が出ているのに、なんで県内やねん!!と思ったものです。(しかも今のうちに滑っておかんとアカンねんという寒いギャグとともに送り出されたものです)今では、場所が問題なのではない、あの空気を楽しむのだと思えるのですが、当時は納得していなかったと思います。それなりに盛り上がって楽しかったことは付け加えておきますね。
 修学旅行から帰ると、本当に受験に向けてガラリと空気が変わってきました。あれ、昨日までの楽しかった空気はどこ?って感じで戸惑いました。その頃から、当時通っていた塾と代ゼミを併用し始めました。当時理系だった私はセンターの社会対策に利用し始めたのです。最終的に文転して現在に至る話は、また改めてしようと思います。
 つまり、修学旅行は大きな転機になりうるということです。もうすでに受験生としての心構えができている高校生は安心してみていられるのですが、そうではない高校生が多数いることは否定できません。あと、入試までに変われる機会はそうないと思います。次から頑張ろうと思っている人。修学旅行で変わってみませんか?分かり切ったことだとは思いますが、改めてこの時期に修学旅行がある意味を考えて下さいね。

「あなたは受験生ですか?」という質問の意味

2010 年 10 月 12 日 火曜日

私はこの時期の高校2年生に、よく「あなたは受験生ですか?」という質問をします。
10月にこの質問をされた高校2年生は、だいたいの生徒が「いや~・・・違います」と答えます。違いますと答えた生徒には、続けて、いつになればこの質問にYESと答えられますか?と聞きます。

もしも10月に高校3年生に同じ質問をしたら、「当然、受験生です!(怒)」という質問が帰ってくるはずです。では、いつの時期から受験生としての自覚が芽生えるのでしょうか。

私は、これまでたくさんの受験生を指導してきました。
そして、第1志望に合格した多くの生徒は、早い時期に受験生としての自覚を持ち、受験生としての行動を開始していました。受験生としての意識を早く持てば持つほど、第1志望突破に近づくといって過言ではありません。

では、どうすれば受験生としての意識を持つことが出来るのか!?ということになりますが、そのポイントは以下の2つだと私は考えています。

①大学受験の学習量の多さを知る
②学校+αの勉強は、思ったよりも進まないことを知る
の2つです。

私は、この時期には個人面談を実施し、①と②を高校2年生が実感できるように伝えています。
①については、高校2年生にとって頭ではわかっているが実感がないことです。どうしても高校受験(中学3年生)のイメージが強く、なんとなく「やればできる」と考えている生徒が多いように感じます。
そのため、面談時には英語1科目でも、「英単語→英文法→英文解釈→長文読解+リスニング」と順を追いながらも並行して学習する必要があることを理解してもらうようにしています。英単語1つとっても6000語を覚える必要があります。(中学では700語程度)。この莫大な量を早めに理解することが重要です。
この膨大な量を理解を生徒が理解してしまうと、あとは生徒自身が自分で勉強を開始してくれます。

②については、学校の学習(定期テスト+日々の予習)に追われている高校生にとって、「+αの学習=受験勉強」を進めていくことは、なかなか難しいのが現実です。実際に面談の中で、具体的な受験勉強の指示を出すと、なかなか受験勉強が進まないことがわかります。
この「受験勉強が進まない感」を早めに知ってもらうことも重要です。

私は高校2年生の受験面談を実施する際に上記2つのポイントに注意して面談を実施しています。受験勉強をするのは受験生本人です。私は、生徒の内側からやる気が出てくるように、①と②について話をしています。
①と②を理解してもらうと、あとは自動的に生徒がやる気を出してくれます。私の使命は受験の厳しさをなるべく早く気づかせ、「私は受験生です!」と生徒に早い時期に言ってもらうということになります。

前田佳邦