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開成教育グループ


2018 年 8 月 のアーカイブ

見えない成果

2018 年 8 月 27 日 月曜日

夏休みも残りわずか。夏休み前に立てた計画は順調に進んでいるでしょうか?なかなか思い通りに進まず、気持ちがモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか?

 

毎日コツコツ勉強をしていれば、結果は出てくるものなのですが、その結果がいつ出るのかはハッキリとは分かりません。同じことをやっていても、すぐに成果が出る人もいれば、なかなか成績向上の兆しが見えてこない人もいます。成果が見えてこないと、やる気も失せてきますね。とは言っても、そこで諦めてしまったら、本当に成果が出なくなってしまします。もしかすると、明日が成果の出る日だっていうこともあり得ます。成果が出ないのは、残念なことながら、まだその時ではないというだけです。だから、成果の出る時期が不透明であっても「成果が出る」と信じてやっていくしかありません。

 

成果には「目に見える成果」と「見えない成果」があると私は考えます。多くの人は、「目に見える成果」だけを成果だと思っています。しかし、「見えない成果」というものもあります。それは、自分はこれだけ努力をしてきたという確固たる自信です。すぐに「目に見える成果」が出てしまうと、自分がこれだけ頑張ってきたという努力の蓄積である「見えない成果」を得られないことになります。そういう人たちは、壁にぶつかりスランプに陥ってしまうと、案外、簡単に挫折してしまうものです。何とか頑張り続けて、ようやく「目に見える成果」が出るようになったとき、蓄積された努力が本物の自信となり、入試本番で大きな力となります。

 

夏、頑張ったけど、思ったほど成果が出ていないと感じているならば、それは今、あなたが努力から得られる自信を蓄積し、今後出てくる成果に対して確固たる裏付けを築いているところです。

 

「目に見える成果」と「見えない成果」。この2つを併せ持って初めて成果を出したと言えます。コツコツと勉強していれば、近い将来、必ずこの2つの成果が得られるはずです。

 

 

開成ハイスクール英語科 坂田 和彦

夏の終わりに

2018 年 8 月 20 日 月曜日

今年から開催地が変更になった滋賀県での合宿も終わり、早い学校は既に新学期がスタートしています。まだまだ暑い日が続いているので体調管理をしっかり行った上で、新学期を送っていただきたいものです。

1年生は、本格的に文理選択を考えさせられる時期になってきました。将来就きたい職業が決まっている人は何の問題もないのですが、大半の生徒はかなり頭を抱えてしまっています。○○大学のオープンキャンパスに行ってきたよという声も多く耳にしました。3年進級時に進路を再調整できる可能性もないことはないのですが、できれば受験に必要のある科目に重点を置いて勉強できる方がいいので、慎重に選んでください。

2年生は、毎年この時期一番心配です。「最近部活も忙しいし、中だるみの学年だから…」現状を相談してきてくれる生徒も多いですが、他の学年が積極的に動き始めている時期に勉強のペースが落ちていると、どうしても遅れが目立ちますし、ペースがおくれているという自覚が芽生えてくる人もいるでしょう。まずは周囲の先生に相談するのも一つ。そして、何よりここから秋に向けての明確な目標をたて、やるべきことをやるという気の引き締め直しが必要です。

3年生は、推薦入試を受験する人は、もうすぐ本番がやってきます。9月以降、正規の授業以外にオプション授業も開講されます。志望校突破に向けて、自分にとって必要なものをしっかりと受講し、完全武装で受験に挑んでください。サテラインを併用している人もいますので、週6で授業を詰めてハードスケジュールになることもありますが、それこそ今が正念場です。有名なフレーズではないですが、「いつやるの?」ってことです。しんどいのはみんな同じ。そこを乗り越えたものには、その人しか見えないすばらしい景色が待っているはずです。

しばらくは夏の暑さも続くと思われますが、いつしか夏の猛暑も終わり秋が色づき始めます。季節の変わり目とともに、受験本番までの残りの時間の重要性を感じながら、しっかりと目標へむかって行動してください。

 

開成ハイスクール英語科 濱田 健太郎

夏のアオハル

2018 年 8 月 6 日 月曜日

今年の夏は、特に暑いですね。毎年、私たち教員にとって夏期講習は暑さ・体力との戦いになっていますが、教室に入る前、空を見上げてみて入道雲などが出ていると、不思議と「がんばろう」という気持ちになります。私自身が高校3年生だったときも、夏休みの間は図書館・塾に通いながら、建物に入る直前には空を見上げ、澄みわたる青空と入道雲を眺めて気合をいれてから、勉強に取り組んでいました。

古い、と言われるかもしれませんが、夏は高校生にとって最も「青春」を感じさせてくれる季節なのではないかと思います。高校野球が一番わかりやすい例かもしれません。暑い中、好きなものや目指すもののために思う存分に時間を使うことができる…ある意味、それは最高の贅沢なのかもしれません。もうずいぶんと昔になってしまいましたが、私にとって、高校3年生のあの夏、毎日勉強に取り組んでいた時間は、まさに「青春」そのものでした。

高校1年生・2年生のみなさんは、まだクラブをやりながら勉強している人も多いかと思います。毎日忙しく、時間の少なさにあせりを感じてしまう日もあるかもしれません。ですが、クラブに、勉強に、人間関係に、思いきり、エネルギーと時間を使えるだけ使ってください。あとで思い出したとき、そこにはまさに「青春」そのものがあったのだと、懐かしく思い出せるのではないかと思います。そしてその思い出が、大人になってからも、夏になると君たちの背中を押してくれると信じています。日々、100%の気持ちで夏期講習にも取り組んでください。高校3年生のみなさんは、まさに人生の転換期になってもおかしくない夏です。夏を制する者は受験を制する。悔いが残らない青春を、いえ、夏を過ごしていってください。

 

開成ハイスクール英語科 兒玉 章比古