見えない成果
2018 年 8 月 27 日 月曜日夏休みも残りわずか。夏休み前に立てた計画は順調に進んでいるでしょうか?なかなか思い通りに進まず、気持ちがモヤモヤしている人も多いのではないでしょうか?
毎日コツコツ勉強をしていれば、結果は出てくるものなのですが、その結果がいつ出るのかはハッキリとは分かりません。同じことをやっていても、すぐに成果が出る人もいれば、なかなか成績向上の兆しが見えてこない人もいます。成果が見えてこないと、やる気も失せてきますね。とは言っても、そこで諦めてしまったら、本当に成果が出なくなってしまします。もしかすると、明日が成果の出る日だっていうこともあり得ます。成果が出ないのは、残念なことながら、まだその時ではないというだけです。だから、成果の出る時期が不透明であっても「成果が出る」と信じてやっていくしかありません。
成果には「目に見える成果」と「見えない成果」があると私は考えます。多くの人は、「目に見える成果」だけを成果だと思っています。しかし、「見えない成果」というものもあります。それは、自分はこれだけ努力をしてきたという確固たる自信です。すぐに「目に見える成果」が出てしまうと、自分がこれだけ頑張ってきたという努力の蓄積である「見えない成果」を得られないことになります。そういう人たちは、壁にぶつかりスランプに陥ってしまうと、案外、簡単に挫折してしまうものです。何とか頑張り続けて、ようやく「目に見える成果」が出るようになったとき、蓄積された努力が本物の自信となり、入試本番で大きな力となります。
夏、頑張ったけど、思ったほど成果が出ていないと感じているならば、それは今、あなたが努力から得られる自信を蓄積し、今後出てくる成果に対して確固たる裏付けを築いているところです。
「目に見える成果」と「見えない成果」。この2つを併せ持って初めて成果を出したと言えます。コツコツと勉強していれば、近い将来、必ずこの2つの成果が得られるはずです。
開成ハイスクール英語科 坂田 和彦