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開成教育グループ


2010 年 6 月 のアーカイブ

あなたは自分の時間を「管理」できていますか?

2010 年 6 月 28 日 月曜日

こんにちは。今回も、定期テストに向けての取り組みについて、お話しさせていただきます。テーマは「時間管理」です。

 

1日の中で、自分が思うように使うことのできる時間は、ごく限られていますね。この「限られた時間」を、定期テストに向けていかに有効に活用できるかが、成績アップの最大のポイントといっても過言ではないでしょう。

 

 時間を有効に活用するには、「計画立て」が必要です。時間はお金と同じように、有意義に使うためには、手持ちの分量をどのように使うかをあらかじめ決めておかねばなりません。簡単に言えば、これが「計画立て」です。

 

 例えば、ここに1万円あるとしましょう。このお金を最大限有効に使うには、あなたが今、何が欲しいのかを考え、その優先順位にしたがって、何にいくらずつ使っていくのかをあらかじめ決めておく必要がありますね。逆に、その場その場でお金を無計画に切り崩していくと、お金は知らないうちにどんどん少なくなっていき、気付いた時には本当に欲しいものが手に入らなくなってしまいます。

 

 時間についても全く同じです。あなたの時間を何に使うのか、あらかじめ計画立てておかないと、せっかくの時間がムダに過ぎていくばかりです。そして、あなたが定期テストでの成績アップを本当に望むのなら、そのために時間を使うことを優先順位のトップに置くべきなのです。あれこれ時間を費やして、残った時間で勉強しようと思っても、おそらくその時点で時間は残っていないでしょう。まず、やるべきことを先に済ませ、残った時間で他のことをする、という優先順位を常にキープしてください。

 

 そして、この優先順位を常に守っていくには、勉強する曜日と時間帯を、(できれば教科別に)あらかじめ設定しておくことも不可欠です。つまり、自学の時間割を作成するのです。主要教科である英・数、または不得意科目を中心に、○曜日の○○時~○○時はA教科を勉強し、△曜日の△△時~△△時にはB教科を勉強する、といった具合にです。この計画表(時間割)を見やすく大きな紙に書いて、机の前に貼っておき、さらに縮小版をもう一枚作って手帳などに入れておくか、携帯電話に書き込んでもいいでしょう。そうすれば、計画を自分でごまかしにくくなるし、この計画を常に意識できるからです。

 

 計画表を作るときに心がけて欲しいのは、「決してムリな計画は立てない」ということです。実行不可能な計画立てをして、実際に計画通りに勉強ができなければ、自分自身や勉強そのものに対して「できない」というマイナスのイメージを持ってしまいます。これではますます勉強が嫌になってしまいますよね。大切なのは、最初はムリをせず「自分でもできそうな計画」を立てることです。初めはわずかな時間ずつでも、とにかく実行することが大事ですし、少しずつでも、今までよりは勉強するわけだから、効果は必ず出てきます。そして、自分で立てた計画を1日でも達成できたならば、それだけでも純粋にうれしいでしょうし、その時の達成感・満足感が、勉強に対するあなたのイメージを、徐々にプラスの方向へと変えていくのです。

 

 最初に立てた計画がすっかり定着し、ムリなくスムーズにこなせるようになった時点で、少しずつ時間や回数を増やしていけばいいでしょう。

 

 「自分でもできそうな計画」を立てても、やはり最初のうちは、それを実行するのがなかなか難しいかもしれませんね。そのつど、他にやりたいことはたくさんあるでしょう。それが現実かもしれません。

 

 計画表では、今からあなたは英語の勉強をすることになっています。一方で、見たいテレビ番組がまさに始まろうとしています。さて、あなたはどうしますか?

 

 「計画表を破るのはいやだけど、テレビも見たいよなあ…。よし、英語の勉強は別の日にまわして、今はテレビを見よう。」この人は果たして、今日の分を別の日に勉強するでしょうか。たぶんできないでしょう。別の日は別の日で、また他にやりたいことが出てきて、その時もやはりそちらを優先させてしまうかもしれません。これではキリがありませんね。

 

 計画表を守る人と、他にやりたいことを優先させる人は、どこが違うのでしょう。それは「定期テストで点を取りたい」と思う気持ちの度合いです。

計画表(成績アップ)>他にやりたいこと

計画表(成績アップ)<他にやりたいこと

まさにこの違いなのです。計画表の勉強時間に、あなたが他にやりたいことがあれば、「成績アップ」と「他にやりたいこと」を天秤にかけて、あなたはどちらをより望むのかを考えてみてください。そして、それにもとづいて、どちらを選択するかを決めてください。

 

 始終勉強ばかり、というわけにもいきませんよね。テレビも見たいし、インターネットもしたい。ゲームもあれば、友達と過ごす時間も大切です。だからこそ、勉強とのバランスをうまく保つために、時間の使い方の計画立てが必要となるのです。勉強時間と自由時間をあらかじめ分けておき、その線引きを明確にして、それぞれ集中し、それぞれ楽しむ。このメリハリこそが、毎日を充実して過ごす秘訣であり、これが、「自分の時間を管理する」ということなのです。

英語の方言

2010 年 6 月 21 日 月曜日

先日、私は道端である外国の方から話しかけられました。
まぁ、私はこんな髭っ面ですので比較的よく外国の人から話しかけられます。
ただ、全く聞き取れない言語だったので、英語で返答したのです。
そうすると、相手も英語で話しかけてきました。
アラビア語っぽい響き。音が非常に新鮮な英語でした。

方言は本当におもしろいですね。
その人の生活や文化を反映したり、そこには歴史すら感じることもできます。

英語にも方言はたくさん存在します。
オーストラリアでは、[ei]という発音を[ai]と発音する地域があります。
Hello.のかわりに年配のオーストラリアの人はGood day.をよく使いますが、
発音が[グッダイ]のように聞こえます。
Do you come here today?もDo you come here to die?に聞こえてしまうのは有名な話。
イギリスに支配された歴史がありますので、発音はイギリス式。[a][e]の中間音が存在しない地域も多数あります。

アメリカの方言で興味深い地域はテキサス方面です。
ここの英語は独特な響きがします。二重母音は長母音に(例えば[ai]は[a:]に)なったり、逆に母音がたくさん入ってきたりします。
I have no time.が「ア~ヒェァヴノ~タ~ム」と少しゆっくり発音されるのを聞いたときは新鮮でした。ダラスに住む知人のお祖母さんはHelloを「ヒェ~アロ~ォゥ」のように発音します。暖かい響きがして好きです。

アフリカ系アメリカ人の話す英語も非常に興味深いです。
have+過去形、done+過去分詞など、この英語には独特の文法まで存在します。
現在進行形はbe動詞を原形のままで使う地域があります。この地域はbe動詞を変化させると先月皆さんに教えた「~ばかりしている」be動詞 + always + ~ingになります。
発音もthの発音はほとんどが[d][t]になり、末尾のrは消える傾向があります。
非常に面白いので時間があれば研究してみたい領域です。

イギリスの国土はそんなに広くはありませんが、ここは方言の宝庫です。
クイーンズイングリッシュは、今ではあまり使われなくなってきていますが、元クラスメートのお母さんが使っていてI’m going to telephone there.を「アイムガゥインテレフェーンザ~」のように発音していました。母音の発音が至難の技。私には到底まねができない領域です。
ロンドンの下町に行けば全く違う響きの英語に出会えます。コックニーイングリッシュと呼ばれています。ここは[h]などの子音が欠落し、It is~のtもよく欠落します。hairはairのように聞こえます。これも暖かい響きがする英語です。

普段、私は入試英語ばかり教えていて、なかなか英語の本質を伝えられていないところがあるのかもしれません。
実際の英語は常に変化をしていて、そこには面白い歴史や方言がたくさんあります。
もちろん、これらの多くは大学で学ぶことができます。
生徒のみなさんにも大学で「英語を学ぶ楽しさ」を是非体感してもらいたいと思っています。

大道@西田辺

大学受験とワールドカップ

2010 年 6 月 14 日 月曜日

 いよいよワールドカップ開幕です。いきなりですが、「塾の先生と受験生」「サッカーの監督とサッカー選手」この2つは似ていると思いませんか!?
 受験勉強をサポートし合格へ導く、そんな仕事が塾講師の仕事です。
 今日は、そんな塾講師の仕事の中でうれしかった話を紹介します。
 今春、高校1年から高校3年生まで3年間指導した生徒が国公立大学へ合格しました。
 この女の子は高1から水泳部で水泳をした疲れた体で、私の授業を頑張って受けていました。そして高3となり、いよいよ部活動も最後の大会が近くなりました。彼女の高校は進学校だったため、大半の水泳部員は6月に引退します。
 しかし彼女は、高3の4月の私との面談で、8月まで部活を続けたいと言いました。
 「8月まで部活を続ける」というのは現役合格の可能性を大きく低下させます。しかし私はこれまでの彼女の部活への取り組みや、彼女の性格を考え「部活を続けなさい」と面談で提案しました。
 以下は、彼女の合格体験記からの抜粋です。

 「私は、部活をしながら受験勉強をしていたので、疲れているときはしっかり休み、勉強するときはしっかり集中するというメリハリをつけた生活をこころがけました。
とても忙しく大変な日々が続きましたが、前田先生が「最後まで部活をやりきれ」と言ってくれたことや、それに合わせた受験プランを立ててくれたことで両立できたと思います。」

 塾講師は人を育てる職業です。上記のような合格体験記を書いてもらえると塾講師冥利に尽きます。受験は競争です。勝つことも負けることもあります。しっかりと勝つことも大切ですが、その結果に納得がいくことも大切であると私は考えています。
 トップ大学に合格するだけが受験ではありません。自分の立てた課題に挑戦していくことも大切であると考えています。ワールドカップでも日本がベストを尽くせることを期待しています。

前田佳邦

素読のすすめ

2010 年 6 月 7 日 月曜日

昔の日本の教育は、暗記主体でひたすら本を素読させて、頭の良い働きをつくるというものでした。そのため、たくさんの文章を暗記させていました。しかし戦後の教育では、意味の分からないものを暗記させても役に立たないとし、まず理解させ、そしてそれを応用させていくという教育に変わっていきました。
僕自身もそういう教育を受けて育ち、暗記というものに対して否定的な見方をしていました。しかし、教育の現場にたち、多くの生徒を指導していくうちに、同じ問題を反復し暗記することの大切さを思い知らされました。特に僕は数学を教えているので、生徒ができないのを見ると、それはできないのではなく、ただ記憶していないだけであること多いようです。
生徒は、同じ問題を何度も解くことをあまりしません。というよりも、その発想すら持ち合わせていません。これは理解中心の教育で育ったため、数学は考えて応用するものであると思い込んでいるからでしょう。僕もそのように思っていましたが、教えるようになって気がついたのですが、同じ問題を何度も、何度も教えているうちに数学力が格段についてきたことを経験しました。多くの問題を解くよりも同じ問題を何度も解くほうが飛躍的に数学ができるようになりました。
これこそが、戦前の教育法である、暗記は単なる知識の記憶にとどまらず、頭の質を変えてしまうという考えにもとづくものではないかと思います。僕自身は、暗記の重要性をもっと伝えていこうと思い日々指導しています。

数学科 高橋 望