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開成教育グループ


2010 年 7 月 のアーカイブ

勉強するのに必要な「道具」は何ですか?(前編)

2010 年 7 月 26 日 月曜日

こんにちは。定期テストに向けての勉強法について、今回は基本的なテーマ、「道具」について、2回に分けてお話ししようと思います。

まず、表題の問いに対する答えは、少なくとも5つあります。考えてみてください。

 分かりましたか?答えは「授業(先生)」「ノート」「教科書」「参考書」「問題集」です。「なあんだ。当たり前じゃないか!」そう、当たり前です。ではあなたは、これらの「道具」を正しく使っていますか?

 「道具」の正しい使い方と言っても、何も特別なことではありません。当たり前に使えばいいのです。でも、当たり前すぎて、ついつい忘れてしまったり、おろそかにしている場合も多いのではないでしょうか。ここでは、各「道具」の「当たり前」の使い方について、改めて確認をしていきましょう(なお、「教科書」については、特に述べる必要もないと思いますので、ここでは省略します)。

 勉強内容の理解において、まず基本中の基本となるのが、学校(塾)の「授業」をきちんと聞く、ということですね。不理解の原因の多くは、ここにあるように思われます。

 特に苦手教科について、あなたは初めから「難しい」「分かるはずがない」という前提で授業を受けていませんか。もしそうだとすると、自分から理解しようとしていない、ということになり、分かるものも分からなくなってしまいます。そもそも、「その教科が苦手だ」と、誰が決めたのでしょう。あなたですね。では、どうして苦手なのでしょう。「分からない、できない」からだと思います。では、どうして「分からない」のですか?「えーっと、苦手だから」これでは答えになっていませんね。

 苦手教科というのは、特に理由もなく最初から「苦手だ、嫌いだ」と思い込んでしまっている場合が多いようです。何の根拠もない単なる「思い込み」です。でも、そう思ってしまうと、その教科に対して前向きに取り組むことができなくなり、本当に「苦手、嫌い」になってしまいます。

 最初から「苦手だ」と思うのは損です。まずはその「思い込み」を取り去ってください。そして、一度授業を真剣に、今までに無いほど真剣に受けてみてください。「分かるはずだ」と強く思いながら。もちろん、いきなりすべてが分かり始めるわけではありませんが、あなたの中で、何かがきっと変わるはずです。

 それでも授業の中では、分からないこともたくさんあるでしょう。そんな時、あなたはどうしますか?「自分にも分かるはずだ」という確信を持っているならば、途中で投げ出したりはしないはずです。そう、「先生に質問する」ですね。

 これまた当然のことなのに、分からないところを「先生に質問する」人ばかりとは限りません。どうしてでしょう。「分からないところが多すぎるから」「恥ずかしい」「叱られるような気がする」などなど…。理由は色々とあるようですが、質問することが多すぎるからといって遠慮する必要はありません。先生は教えるのが仕事(義務)なのですから。また、恥ずかしがったり、恐れたりすることもありません。先生は、むしろそんなあなたを歓迎して、きちんと教えてくれるはずです。あなたの質問にいいかげんに対処したり、叱ったりする先生は、教師として失格です。でも、そんな先生は少ないと思います。あなたが「分からない」と素直に訴えれば、気持ちは必ず伝わりますよ。あなたが「分かる」まで、とことん「質問」してください。先生をあなたの味方にして、どんどん利用してください。

 授業を受ける際の心構えは、「自分にも分かるはずだ」という気持ちをもって、真剣に聞く、ということでしたね。もう一つ重要なことは「ノート」の活用です。

 授業内容や黒板の板書をノートに書きとめる人は多いと思いますが、そもそも何のためにノートをとるのでしょう。その目的が分かっていなければ、ノートは全く意味がありません。中には、板書をノートに写すことだけに専念し、先生の説明をほとんど聞いていない人もいるようです。また、ノートに書き写しただけで勉強した(理解した)つもりになっている、という人もいるようですね。

 何のためにノートをとるのでしょう。それは、授業で説明された内容を、自宅で復習するためですね。授業時間内に、すべての内容を頭に入れてしまうことはなかなか困難です。また、授業中に理解できたつもりでも、後になって忘れてしまうこともあります。そこで、授業内容が理解できているかをあらためて確認し、それをしっかり定着させるために、自宅での復習が必要となります。その際に、内容を思い出す手がかりとして、ノートを用いるのです。ですから、ノートは授業内容を自宅で再現できるように作らなければなりません。ノートをとったけれども、家でそれを見たときに何のことだか分からない、というのであれば、ノートをとった意味がありません。また、自分さえ分かればいいのですから、必要以上に丁寧に書かなくてもいいのです。

授業内容を後で思い出せるようにするには、ノートにどのように書けばいいのか、ということをよく考えて、ノートを作成してください。

 以上、今回は、勉強に必要な道具として「授業(先生)」と「ノート」について述べました。残る「参考書」と「問題集」については、機会を改めてお話させていただきたいと思います。

書を捨てよ、旅に出よう

2010 年 7 月 20 日 火曜日

毎日、蒸し暑い日々が続いています。とくに日本の、さらに大阪の蒸し暑さはただものではない凄まじさです。こんな日々が続くと、旅に出たくなります。というわけで、今回ははるか昔学生時代に行った旅行の話を書きます。

私は、今や世界史の教科書にしか登場しない国である「ソビエト連邦」に三週間行ったことがあります。東西冷戦(今や歴史用語になりましたが)の中、西側諸国の日本人が、東側の国家であるソ連に旅行するのは、ただならぬ困難がありました、というわけではありませんが、事前に、入国から出国までの全ての宿泊地と移動手段の予約を確保し(といっても代理店がしてくれることですが)、その支払いが完了した証明書を持って大使館へ行くとやっとビザが下りる(といっても代理店がしてくれることですが)という状況なので、準備には相当時間がかかりました。距離は近いですが、現在の韓国や中国のように「ちょっとそこまで」の感覚では行けませんでした。

季節は早春でしたが、シベリアはまだ冬でした。最低気温はマイナス30度くらいでした。とはいっても湿度も低く風もないので、思っていたほどの寒さは感じませんでした。シベリア鉄道にも三日間ほど乗っていましたが、暖房がきつすぎて暑いぐらいでした。そのため夜中の停車駅で涼みに出て鼻の中を凍らせて鼻血を出したり(なぜか私はなりませんでした)、冷たい飲み物を欲しくなるので、駅に売りに来るトナカイの未殺菌のミルクを一人一本飲んでお腹を壊したり(これも不思議なことに皆と同じように飲んだ私だけには何も起りませんでした、他の日本人たちが寝台車の中で、「うーーーーーーん、うーーーーーん、うーーーーーーーーん」とうなっている中、一人車窓の風景を眺めているのは本当に景気の悪い話です)などとよくある話だけで過ぎ去って行きました。

その後は中央アジア、今でいうウズベクスタンとトルクメニスタンに行きました。内側の壁やドアが全て木でできているプロペラ機に乗ったのもこのときです。当時のソビエト連邦では頻繁に墜落事故を起きていましたが、機体を見ればうなずける話でした。フライト中にコックピットのドアが大きな音を立てて開いたり、山にぶつかりそうになるたびに、大丈夫かと思っていました。窓際に座ると、すきま風が入ってきて風邪を引きそうになるのも困りものでした。今となっては淡々と書いていますが、当時も達観していたのか、感覚がマヒしていたのか、怖いとは全く感じませんでした(誰もがそうではなかったらしく、同行者の一人は途中でぶっ倒れてしまいました)。

まだまだ続くのですが、旅に出ることのメリットは何でしょうか。非日常の経験をするのも一つでしょう。あとは世界(もちろん日本も)広い半面狭いということを実感することではないでしょうか。いろいろな人たちに出会えます、いろんなものを見聞きします、そこから世界の広さを感じる半面、同じ人間なのだということを知ることで、世界の狭さを感じるかも知れません。少し次元が異なりますが、私はサンクトペテルブルクのホテルで、予備校時代に私の後ろの席に座っていた女の子にばったり再会しました。海外であった人に日本でばったり出会ったことも何度もあります。日本にも世界にもこんなに人間がいるのになぜと思います。どこにだれがいるかわかりません、悪いことはできません。

もちろん夏期講習もあります、宿題も山のようにあるでしょう、部活もあります。でもその合間にどこか旅に出るのはいかがでしょうか。私も夏期講習の合間にどこか(もちろん日本国内ですが)出かけてこようと思います。

片岡尚樹

使える!暗記術!! ~インプットのための具体的方略

2010 年 7 月 12 日 月曜日

 受験生は原則的にアウトプットでしか評価されません。いくら自分は勉強をしているつもりでも、貧弱なアウトプットしかできなければ、入試には合格できませんし、いつまでたっても成績は伸びません。大学受験には努力賞はないとっても過言ではありません。(ただし、努力を無駄だと言っているわけではありませんよ。)ですから、インプットをするときも常にアウトプットを意識して行うことが大切です。

 もう一つ、インプットの量が多けれべ多いほどいいアウトプットが生まれるわけではない点にも注意が必要です。いくら沢山の知識や情報を詰め込んだところで、頭の中で関連付けや整理ができなければ、肝心なときに必要な知識を取り出すことができません。

 例えば、日本語に訳されないshould(仮定法現在と呼ばれる単元)を学習するのでも、「感情を含む形容詞・名詞」とともに使うパターンと「必要・重要・妥当などの形容詞」とともに使うパターンおよび「提案・命令・要求などの動詞」とともに使うパターンの間には試験で出される形式が異なってきます。後者はthat節内のshouldが省略可能なため、4択問題や語句整序(並び替え)で出題されるのに対し、前者はshouldが必ず入るので英作文での出題ななされやすい、など各単元の重要項目をただ覚えるだけでなく、「試験でどう出るか」、換言すれば「いかにアウトプットするか」の視点を添えて覚えるようにすると、みなさんの得点力UPにつながりますよ。

 地味でしんどい暗記作業を少しでも快適に、楽しくやっていく方略をブログでハイスクール生のみんなに伝えていきたいと思います★

次回の私の記事は皆が苦手(と思われる)なリスニングの勉強法についてお伝えする予定です!

 
英語科

モノの値段とは

2010 年 7 月 5 日 月曜日

こんにちは。暑い日が続いています。ワールドカップも結果的には残念かも知れませんが、よくやったと思いますし、なにより寝不足に悩まされずにすみそうです。みなさん、体調管理はしっかりして、この夏を乗り越えましょう。

さて、話はガラリと変わりまして、今日はモノの値段について考えてみたいと思います。高校生になりますと、1日に1円も遣わなかったという日はほとんどないのではないでしょうか。特に暑いこの時期ですから、アイスやジュースという冷たいモノを買い求めることが多いでしょう。買い物上手な方であれば、少しでも安い店で購入することでしょう。当たり前のことですが、安い方がうれしいですよね。
先日、中3のある生徒が、夏の受験合宿の費用が高いから行きたくないと言っていました。(過去に参加してくれた生徒さんもかなりいるはずですよね。)よくよく話を聞いてみると、保護者の方は参加していいよって言って下さっているのに、本人がビビってしまって、値段を口実にしているようにも感じました。私も自分が中学生だった頃、7泊8日で、11万円という夏合宿を経験しました。(開成はこんな値段ではありませんから、ご安心を。)私も幸いなことに、親がお金を出してくれると言ってくれましたが、正直、その中3の生徒と同じようなことを口にした記憶があります。その当時の先生は、私にこう言いました。『高いモノになるか、安いモノになるかはお前次第や。』ということでした。
確かに当時の11万円は大金です。(もちろん、今でも11万円は大きいです。)さらに、こんなことを言われた記憶があります。
『同じ値段でも早く決心した方が価値が高く、安いモノとなる。』
 どうせ営業トークだろうと当時の私は思いました。
 では、今の私はどう感じているかといいますと、まさに言われた通りと感じています。その困難に自分から向かっていくという気持ち、そして合宿での空気。この2つは、非常に大きな糧となりました。気持ちや空気は目には見えないかもしれません。しかし、確実に人間が変わっていくキッカケになったと思います。年をとるにつれて、人間が変わるのは大変なことです。そう思えば、全然高いとは感じません。

 みなさん、モノは安く買いたいですね。

濱田@弁天町教室