この辛い時期を乗り切る4つのコツ
センター試験までおよそ10週間。
前回のブログで卒業生が遊びに来た話をしましたが、
今回は、また別の卒業生が遊びに来たのでその話をします。
彼は大阪大学志望で、この時期の模試ではE判定でした。
ただ、彼の努力はすさまじく、結局合格。
当時、彼と面談をしていて感心したことがいくつかありました。
1.当たり前のことを馬鹿にせず、ちゃんとやっていた。
あたりまえのこととは、もちろん日々のルーティーン(暗記確認作業)です。単語は1日やらなければ何百と忘れる話を以前しましたが、彼はそれを怠りませんでした。毎日、大量の暗記⇒演習というフィードバックを行っていました
2.全体を見通して常にバランスを考えた。
各単元が完璧になっていても、センター試験では失敗することがあります。時間との勝負やプレッシャーをはねのける強い精神力、時間がなくなっても冷静に判断できる知力、臨機応変に対応できる柔軟性が求められます。彼は過去問を「通し」で解きながら、その技能を身に着けるべく訓練していました。
3.失敗を成功につなげる工夫を怠らなかった。
彼は授業での演習を通して、自分のミスを徹底的に研究していました。過去問や予想問題を解いて一喜一憂はしません。再発防止の為、あらゆることをしました。彼の手帳は備忘録のようになっていました。
4.現役生は最後まで伸びることを信じて、最後の最後までやり抜いた。
どこかで諦める、どこかで妥協する。これらはモチベーションを下げ、成績向上にはつながりません。彼は悩む・迷う暇があったらペンを握り、ルーティンをこなしました。判定は気にしない。すべては入試当日のためと考えて冷静に行動しました。
受験生のみなさん、ぜひこの4つを参考にしてください。
これからは精神的に辛い時期に入ります。
しかしその辛さも、考え方によっては、自分をさらに前進させる要因となり得ます。
開成ハイスクール英語科 大道英毅