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開成教育グループ


国公立二次出願とデータ分析

 センター試験が終わり、二次試験対策がスタートしています。

 センター試験の自己採点から二次出願に向けての面談を行っていて感じることは、私の時代(17年前)と今のデータ(情報)量の違いです。
 私の時代にもセンターリサーチなどはあって、自己採点の結果を各予備校に提出していました。そしてリサーチの結果を模試の成績表のような紙でもらっていました。
 しかし現在では、自分の点数をインターネットで分析することが可能です。これにより自分自身が考えていなかった出願先を検索することができ、非常に便利です。これらのデータは過去では塾・予備校でしか手に入らなかったものですが、今では家庭からリサーチの情報を得ることができます。

 ここで注意したいのは、センターリサーチは、便利な情報ですが、その作成過程が一般の人には不明な点です。リサーチでA判定を鵜呑みにすることも危険ですし、D判定だから必ず出願大学を変更しないといけないということではありません。これらは指標であって、データを元に分析されたものです。母集団は同じですが、実際には各予備校が集めた個別のデータは異なるため分析結果は異なります。ある予備校のリサーチではA判定であったものが、他の予備校ではD判定となっていることもあります。

 情報分析ツールやインターネットによって、より多くの情報を得ることはできるようになった分、より情報の扱いには注意が必要となっています。

 二次試験の出願先で、その先の人生は大きく変わる可能性があります。情報の扱いを間違えないように、私たちがサポートし、その生徒にベストな出願先を決定していけたらと考えています。

開成ハイスクール数学科 前田佳邦


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