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開成教育グループ


「春が来た」

もう3月も終わり。まさに春到来。「春が来た」は英語ではもちろん、”Spring has come.”
ですが、これには思い出があります。私がこの仕事を始めて2、3年たったころだと思いますが、ある中学1年生の質問でした。その子はとても英語好きで、中1なのにどんどん自分で英語を勉強していました。そんなある日、「先生この『バネ持って来い』ってどういうことですか?」と質問に来たのです。もうお分かりですよね。その子はきちんと辞書を引き、”spring”=「バネ」、”has”=「持つ」、”come”=「来る」から上の訳ができて、前後の意味が通らなく質問に来たのでした。現在完了形の形と意味について説明し、「春が来た」という意味になることを説明すると、その子は納得して帰っていきました。その子が帰った後、ふと思ったのは、英文法のほんのわずかの知識がないばかりに間違った方向へ迷い込んで、悩んでしまうことがあり、だから独学では無理なこともあるのだなということでした。
 皆さんは、英語の長文を読む時に、まず知らない単語を辞書で引き、日本語を書き込み、それから日本語の意味をつなぎ合わせておかしな方向に行ったことはありませんか?それはまさに『バネ持って来い』式の理解です。前後の文の意味や、文の構造から意味を推測し、そのあとで辞書を引くことも必要です。それでも理解できなければ、すぐに質問に来てください。皆さんの質問は講師を育てる大切な肥料、大歓迎です。
 「弥生、下の七日~」(旧暦3月27日)松尾芭蕉は、「奥の細道」の壮大な旅へと出発しました。そう、春は出発の季節。私たちは、みなさんの壮大な旅のガイド役ができることを心待ちにしています。

開成ハイスクール英語科 松本 泰雄

 

 


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