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開成教育グループ


単語の切れ目は意味の切れ目

先日、中学3年生の英語の教科書を見ていると、アウンサン・スーチーさんの写真が、「アウンサンスーチー」という表記と共に載っていました。私の記憶が正しければ、以前は「アウンサン・スーチー」と表記されていたはずです。区切りの点がないので誤植かというと、そうではありません。ミャンマー(ビルマ)では姓が存在しないので、「アウンサンスーチー」を区切る必要が実際にはないのです。ですから、区切り点を表記しないのが正しいということになります。

単語の区切りというのは時に難しいもので、日本語でも同様です。例えば、「清少納言」を「清少」+「納言」と勘違いしている人が多いのではないでしょうか。古文をよく勉強していればご存知かと思いますが、「少納言」というのが役職名ですから、「清」+「少納言」が正しい区切りとなります。「登竜門」も同様です。「登竜」+「門」と思われがちですが、もともとは夏朝の皇帝・禹が治水事業において山西省の黄河上流にある竜門山を切り開いてできた急流に由来しますので「登」+「竜門」が正しい区切りということになります。

今度は英語で考えてみましょう。「トリケラトプス」という恐竜がいますね。区切りを入れるとしたら、どこにはいると思いますか? 多くの人が「トリケラ」+「トプス」と答えるのではないでしょうか。ですが、これは違います。英語では[ triceratops ]と表記しますが、これは< tri > + < cerat > + < ops >が合わさった言葉です。< tri >はご存知の通り、「3」を意味します。[ triathlon ]は「3つの競技」という意味を形成し、「トライアスロン」。[ trilingual ]は「3つの言語を使える」という意味ですね。 < cerat >は「角」を表します。[ ceratopsian ]は「角竜類(horned dinosaur)」、[ ceratoid ]は「角のような,角状の」という意味ですね。「角質」は専門用語で[ keratin ]といいますね! < ops >は「顔」を意味します。つまり、[ triceratops ]とは文字通り「3本の角をもつ顔」の恐竜ということです。

このように、英単語の中には、意味を持つパーツを組み合わせてできているものがあります。この考えを「語源」といいます。例えば、[ detain ]は「拘束する」という意味ですが、< de > + < tain >です。< de >は「離れた所へ」、< tain >は「とどめる」という意味です。「離れたところにとどめる」⇒「拘束する」ということです。このように語源を知っていると、一気に語彙が増えます。< de >でいうと、次のような単語があります。

< tain >も同様に、次のような単語があります。

単語がなかなか覚えられず苦労している人もいるかもしれません。たまにはやり方を変えて、語源から攻めてみるのもいいですよ!

開成ハイスクール 英語科


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