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開成教育グループ


2015 年 7 月 27 日 のアーカイブ

「間違い」の分析

2015 年 7 月 27 日 月曜日

こんにちは。

「解けなかった問題を解けるようにする。」これこそ、成績アップの基本原理ですよね。ところが、この原理に忠実に従って勉強に取り組んでいる人は、意外に少ないように思われます。

まず、正解を出すことに強いこだわりを持たなければなりません。もちろんこの姿勢は、テスト本番のみならず、平素の問題演習においても常に持ち続けていなければなりません。この意志が希薄であると、自分の答を入念にチェックすることを怠り、いわゆる「ケアレスミス」を生じさせます。また、すぐさま解説や解答に頼り、それを見て安易に納得し、「分かったつもり」になって、解けなかったという事実を放置してしまいます。正解に対する強いこだわりがあればこそ、いざ解けなかった、間違えてしまった時に、その悔しさが強い印象として残り、それを克服しようという意欲と行動につながっていくのです。

次に、解けなかった原因を客観的に分析することが必要です。考えられる主な原因としては、①その問題の背景に問われていることが、そもそも「理解できていなかった」、②理解はしていたが「In-put(暗記)が徹底できていなかった」、また、③「Out-put(演習)の経験・回数が不足していた」、などが挙げられます。解けなかった原因を、このように段階別に特定できてこそ、その段階を克服するという具体的かつ効率的な対策を講じることができるようになるのです。

正解できなかった原因として注意したいのが、「ケアレスミス」です。こうした間違いをする人は、しばしばそれを「単なるケアレスミス」だと軽視し、「本当は正解できたはずだ」と言います。自分が「解けなかった」という認識がなく、なぜそうしたミスを犯したのか、ということに思いが至らずに、恐らくはその後もケアレスミスを繰り返すでしょう。

ケアレスミスにも、反復演習不足など、さまざまな原因が考えられますが、そのうちの一つに、「心理的要因」が存在しているように思われます。テストや演習でその問題を解いたときに、自分がどんな心理状態であったのか、どのような態度・姿勢でその問題に臨んだのかを、冷静に見つめ直す必要があるでしょう。問題に対処する際のメンタリティの改善も、重要なテーマです。ケアレスミスを決して侮ってはいけません。

 

人間は、なぜ誤りを犯すのでしょう。生物学の専門的なことはよく分かりませんが、誤りは、人間が進歩・向上するべく、その行動に織り込まれているものなのかもしれません。だとするなら、誤りを是とし、そこから何らかの教訓を得て、進歩・向上の礎となすのが本来の姿でしょう。