夏休みの常識
夏休みの真っ最中、暑い日が続いていますが、体調管理は大丈夫でしょうか。
さて、この夏休みという制度ですが、ここ数年変化しつつあることにお気づきですか。
そもそもなぜ日本には夏休みがあるのでしょう。諸説あるとは思いますが、学校の校舎に冷房設備がない場合が多く、やむを得ず休みになっているのも理由の1つだそうです。そう言われてみれば、私が高校生の頃は、校舎にエアコンなどはなく、冬になると教室にストーブが設置される程度だったと思います。
今の高校にはエアコンが完備されている所が多くなってきたせいか、8月いっぱいまで休みにする必要がなくなったようで、8月中に新学期が始まる学校が増えてきました。
先日あるクラスで、昔は8月31日には宿題に追われて遊びに行けなかった、という内容の話をしたところ、生徒たちは何を当たり前のことを言っているの、というようにキョトンとしていた理由がわかるような気がします。
今年は日本中で節電が求められていて、必ずしも毎日快適に暮らせているとも限りませんが、いつの時代の学生にも宿題だけは山ほどあるようで、苦労されている生徒をたくさん見かけます。塾の自習室などを利用して早めに自由な時間を確保してもらいたいです。
そしてそこからが本当の競争の始まりです。これも昔と変わりありません。
開成ハイスクール英語科 濱田健太郎