前向きに!
2017 年 5 月 22 日 月曜日今日は高校生の皆さんに、私が学生時代に出会った、大好きな「くつ売りの商人」というお話を紹介したいと思います。
昔、くつ売りの二人の商人がいました。二人とも売り上げを増やすために外国に行きました。まず一人がたどり着いた国は、みんながくつをはいていない国、つまりはだしの文化の国だったのです。その人はすぐ本国に電話をしました。「もしもし、すみません。この国の人はみな、はだしなので、くつが売れる見込みは全くありません。ですから、私は帰国いたします。」
もう一人の人もたまたま同じ国にたどり着きました。やはり見たものは全く同じです。その人もすぐ本国へ電話をしました。ただ、その人は全く別のことを言ったのです。「もしもし、すみません。この国の人はみな、はだしなので、全員にくつを売るチャンスがあります。ですから、至急たくさんのくつを送ってください。」
この話は何の話かというと、見たものは同じでも、とらえ方によってその後の人生が変わるというお話です。この二人の商人、どちらが将来成功したかおわかりですよね。物事を前向きにとらえられる人はうまくいくものです。高校生の皆さんも、連休が終わって勉強やクラブ活動が本格化し、大変な毎日を過ごしていることと思います。弱音を吐く前に、ぜひ、少し前向きに見方を変えてみてください。必ずうまくいきますよ。
開成ハイスクール英語科 鈴木進